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SK2第1章 祈りの果てに

あの日、私は懐かしい色を見た。
青い草原が少し強い風に吹かれて波打っている情景。
どこまでも続く草原の向こう側には大きな山が見えて、きっとその下には、
あの人たちが好きだったヒマワリ畑があるはずだ。

夢だろうか…。
いや、それは夢にしてはやけに現実じみていた。
頬をかすめる暖かい風、香りたつ草の匂い。
全てがあの時と何も変わらない。
そう、いつだってこんな日には、あの人たちの声がしていた。
楽しそうな、明るい声。

- ほらもうすぐ、私を呼ぶ声が聞こえるから -


/ 第1章 祈りの果てに /

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9.11「una:chenter Vol.11」観劇レポート(亜樹)

fc2blog_201609112341427b7.jpg 

\とうとう、やってきましたぁあああああ!!/
(観劇後だけど

とても楽しみにしておりました「una:chenter Vol.11」へお邪魔しましたので
感激の観劇レポートをこの感動がまだまだ残っている状態で書きます!!
私なりな気持ちを拙く纏めているもので、見辛いものかもしれませんが
もし良かったら私の純粋なアウトプットの気持ちをご覧ください♥


ただ1つだけ観劇の感想の前に
書きたいことがあります、どうしても。

しおりが素晴らしかったです。
この記事の一番上にも写真で貼ってあるしおり。
入場してからすぐに荷物を整理して、読み始めたのですが
本当に、聞き手の方にとても親切な作りになっていて、
観劇前の私には大変嬉しいものでした。
お話の簡単な掴みが分かって聞くのと、タイトルだけを知って聞くでは、
やはり聞き手の思考力は全然違ってくると思います。
ただ、それだけではなく…主催の園長さんの真摯なお気持ち、
役者の方へ、作品へ向けられた温かな気持ちが一杯込められていて、
観劇前に既に若干感極まってた所もありました。宝物にします。

では、劇のお話に…!

***

01.CHEAPTRICK CAFE's TALK

しおりに書かれていた1文、「遊び」にどこで気付けるか、の
謳い文句に対して挑戦しました。が…結果的には大分遅かった。
(早い結果のご報告でしたw)
ややや!こういう推理系大好きぃいいい!!と血が騒いでただけです(笑)

私は、幸運にも一番前の席を、相方のまうちゃんと座る事が出来て、
上条さん、戸來さん、小豆さんの3人の表情が良く見えて
最高でした!!(まずここ)中でも、かいとちゃんの顔を一番見れた♡
忘れてはいけないのが、冒頭の前説からそのまま物語に上手に繋いでくれた
マスターのナチュラルな流れがとても良かったです。
注文取るしぐさ、超可愛かった♥
ミルク多めの注文に対して、我侭だなってぼやいてた時は吹きそうに
なったのを必死で堪えた。大分必死だった。

(以下、役名だとこんがらがるのでキャストさんの名前で書いてます)

よくある学生時代の思い出、合槌をうつのは女の子二人が多め。
かみぴーが思い出の切り出し役なのかな?と思いながらも、途中まで聞いていて
交際の話が始まったくらいから、少し会話に違和感を覚えるようになった。
数字が気になる…妙に。1年ぶり、5年あってない、卒業後からの経過時間。
犯人が捕まってないだと…そうなのか……そうなのか…!と…
もやっとした事を思いながら、このあたりでようやく気付いたもう1つのこと。

戸來さんの言葉に2人が合槌を打つことがない。
戸來さんの言葉が常に重ねの台詞だけなのかもしれない、って。

かみぴーが切り出し役と分かっていながらも、かいとちゃんの合槌が
早くて(と、いうか普通の会話としては全く普通のスピードなんだけど)
そこに戸來さんも、そうそうって話してたから初めは
全然気付けなかったけどさ!

で、気付けば最後のクライマックスが迫っていた。

一瞬、何が起こったのかなって分からなくて「?」だったんだけど。
それから2秒くらいして、ようやく此処で…ああ、ってなって、
最後のかいとちゃんの一言で、ああ……ってなった感じでした…。

ラストの戸來さんの表情と声音はとても恐ろしかったけど、
それと同じくらいにかみぴーの畏怖感さえ籠っていないあの真顔が
怖かったし、何も知らないままのかいとちゃんのぼんやりとした
表情も相まって、素晴らしい怖さでした…
全く、なんていい台本なんだって、感極まるばかりでした。
凄い好みだった。マスターとかいとちゃんのオチで終わってる
あの空気感がとにかく最高。

***

02 鵺の絵師「影の病」

この物語も初めて知りましたが、台本が漫画と言う所でまたとても
面白かったです。役者さんたちの表情が、きっと台本の絵と
リンクしてるんだろうな…と思っていたので、
特にこの話を聞いているときは、皆さんの表情を良く
眺めていました。圧倒される役者さんの数も凄いと思いましたね…。
園長さんが近くに座られたので、これは見なきゃと思って
正直凄いガン見してた★

夕子役の結内さん、陽子役の美鈴さんの2人の温度がとても
生々しくて緊張感が強く大変心地よかったのが印象的でした。
この物語は、私の個人的な印象だったのですけど、
場面転換が多くて回想シーンが突然来たり、また日常に戻ったりと
展開の切り替えが難しい作品だろうなと感じたのですが、
結内さんの夕子をセンターに声色、雰囲気の変化が皆さん秀逸で…
また劇半の演出も相まって、ナチュラルに切り替えが
分かりやすかったのが、素晴らしいと感じました。

夕子の中に眠る陽子の魂の波。
陽子の激しい思い、双子という不思議な関係性が持つ
魔法のような力。なにもかもが同じ。同じという絶望。

だけど、唯一、夕子とは違う陽子を英二郎さんが見つけた瞬間、
きっと夕子はどこか心の中に蠢いていた苦しみから解放されたんでは
ないかと思った頃、緊迫してた自分の中の気持ちまで、強く
解放されたような気がして、知らない間に涙がこみあげてきてて
あれれ…あれれれ…って少し困惑してました。
切ないというか、良かったなというか…助けられたというか…
どうしよう、うまく言葉に出来ない。

全然関係ない話になっちゃうのですが、以前、私も
Once2のトラックの中で、双子ものをかいたことが
あるんですが、あの物語が自分の中で少しだけ
リンクしてしまって、ちょっと辛かったのもあったのかも。
同じであることで安心する瞬間もあれば、全てが同じで
あることにより苦しむ永遠がある…のかも。
ひとりっこの私にしてみれば、姿形が同じで趣向まで
同じなんて…そんな双子、という存在がもしも居たら
…恐怖でしかないな…と申し訳ないけど思う。

陽子の結末は悲しいものだったけれど、
きっと夕子は英二郎さんの書いてくれた絵と一緒に
改めて、陽子と一緒に、これからはまた別の明るい人生を
歩んでいけると信じています。


***

03.青い髭の公爵

まずはこの場を借り、心から感謝の気持ちを申し上げます。
この度は、このような素晴らしい公演で、素晴らしい役者の皆様に
「青い髭の公爵」の物語を演じて頂き、大変感動致しました。
本当に有難うございます。そして、舞台用に合わせて脚本を綺麗に
整えてくださった園長さんにも心からお礼申し上げます…!!
公演が終わった今でさえも、まるで夢でも見ていたのかもしれないと
思うほどの強い感激と感謝の気持ちで一杯です。

園長さんの前説のあたりから、もう泣きそうだったのですが
舞台が始まると、食い入るように見入ってしまい、ドラマとはまた
違った新鮮さが非常に強かったです…!

まず一番初めに驚いたのが、今までの2作にはない役者さんの動き。
椅子が少し遠めに置かれたから、少し今回は遠いのかな?って
ちょっとだけもっと近くで見たいな見たいなとか思ってたら、
みんな、こっちに立ちあがって歩いてくるので、
内心、「あああああああ!!!」って叫んでいました。

台詞を言い終えた後に、みんながターンして帰っていく
演出を考えてくださった方を神様と崇めたいと思っています…
なにこれ超かっこいい……かっこいい…ああああ…
凄く素敵な演出で感動しました。かっこいい………!!!!!!

今までの2作とは大きく変わった演出。
かわるがわる舞台に現れる役者の皆さんの動きがとても
この作品は多くて、皆さんの動きひとつひとつを食い入るように
見て楽しめて、凄く凄く嬉しかったです!
特に、立ち位置的な問題もあったのですが、ウォンス役の
原田さんとレヴェッカ役のかいとちゃん、チェスター役の
永井さんは恐ろしいほど見てました。すみません…(汗)

チェスター兄さんの帽子を取るしぐさがかっこよすぎて
もう発狂しそうで大変だった、必死に声は抑えていたけど
多分相当にやけてた…お兄ちゃん…かこいい……(じたばた)
その仕草もたまらなかったんですが、永井さんのチェスターは
目で語るというか…そのオーラが凄かったです…凄い艶っぽい…
永井さんのチェスター、すっごい色っぽい!!
私、この兄弟たちが共通して言ってる
「悪魔でさえ、許しはしない」の下りで終わる台詞が
凄くお気に入りなんですが、あの台詞をね、
こう、すっと!すっとね!!帰り際にチェスターが言う
シーンがあったんですが!!!!!
あれ、大変かっこよくてやばかったです(´;ω;`)

原田さんのブルーウォンスは気迫が凄かったです…
ピリピリした緊張感と絶対なる強さが前半はものすごくて、
その気迫に圧倒されていたんですが、後半になるにつれて
彼の人となり、人間としての弱さがじわじわと滲み出てきて、
ロゼッタへの期待がパンって失われた瞬間に、崩れ落ちるあの
落ち方、なんて美しく朽ちてくださるのだろうと…感激でした。
ブルーウォンスは、この物語の中では最も純粋で最も綺麗に
その存在を終える存在として考えていた人だったので、
その思いがまさに形になって現れたように感じました。
なんて美しくブルーウォンスの人格を
表現してくださったのでしょうか…本当に有難うございます。
すっごくすっごく大好きです…!
(だいぶ日本語がおかしくてすみません)

そして青のお話で一番頭おかしい(ほめてる)と思ってる、
ハゼットですが…いや、本当に可愛かったですね、参りました。
美鈴さんは、穏やかな時も非常に品のある表現をされる方ですが、
叫んだり、荒れたりと情感の強い表現もまた大変素晴しいなと
今回のハゼットを見ていても感じました。
涙を流すシーンでも顔を俯かせて目を覆う様な1つ1つの仕草が
とても切なくて、ハゼットを大事に表現してくださってる事が
痛いほど伝わり、私、本当何度ロゼッタ連れ戻しにいこうかと
思ったか分かりません。(まて)
待っててねいますぐ連れ戻してくる(鎌振り上げ)

かいとちゃんのレヴェッカは、あのしれっとしたニヒルな感じが
凄くかっこよかったです。かいとちゃんも目で表現を強くされる
役者さんだなあと改めて実感しました。
笑ってるけど、目が全然笑ってなかったり、やめてくださいって
言ってるけど完全に口調は強気で挑発してたりと、レヴェッカの
生意気な感じをとても理想的に演じて頂けてうれしかったです。
特にレヴェッカとハゼットの掛け合い部分はたまらなかったです!!

そして、今回とても驚いたのがロゼッタジェイスの3役制というお話。
本当は3日間、全てのロゼッタを拝見したかったのですが、
私は今回、3日目のあやちゃんのロゼッタを拝見する事が出来ました!
どの日程もTwitterでお姿は拝見していたのですが、ああああ…
もうどのロゼッタもお衣装が可愛い、もうなんてことですかね!!!
あやちゃんのロゼッタは、とてもシンプルで癖が一切ないすっとした
可憐さが初めは印象強かったのですが、その可憐な部分が強く目立つ分、
後半につれてだんだんと明らかとなっていく深層の中で、闇が強く
見えてきて、そのギャップにどんどん引きずり込まれるようでした。
ロゼッタとハゼットの最後の掛け合いは、ニコニコしながら
なんてこと言ってるんですか、この二人って思わず
突っ込みたくなるくらいのテンションで、ああ…凄く好き、
凄く好きって、大変ドキドキ致しました。

このお話だけは流れもオチも理解していたために、
余計に集中して1つ1つの役者さんの動きや話し方を見て、
聞く事が出来ました。聞き終えた後は、言葉にできない程の
感激と感謝の気持ちでどうしようもなくなってしまいました。
園長さんがお話が終わったあとにもOnceのご紹介を
してくださっててもうそのお心遣いに感謝の気持ちで
一杯すぎて、もう泣きそう…泣きそう…お願い、
泣きそうなので…泣きそう。そんな気持ちでした。(日本語)

もうただただ感謝の言葉をお伝えしたいばかりです。
本当に有難うございます。こんなに素敵な舞台を
作り上げてくださった役者さん、演出さん、
みなさんに感謝しています。


***

04 恋花

実は、山口さんのお芝居を凄く見たかったんです。
今までなかなか拝見する機会が無く、
今日ようやく拝見できる!と実は凄く気持ち
勇んでたんですね。この1作はとても期待していました。
お話の掴みを読んだ時点で、やーーー♥って感じだったので
(お察しくださ…)

もうわくわくしてみていたのですが、
さっきまで号泣しそうだったから本当気持ち抑えるのに
必死だったのに、今度は笑いをこらえるのに大変でした。
後々、園長さんに笑ってくれて構わなかったよって
言って頂けたけど「くすくす」レベルじゃすまない笑い方に
なって恐らく周りにドン引きされるような
レベルだったと思いますwwww

山口さん演じる矢部くんのあのナチュラルな感じ、
山口さんの表情と台詞の間が最高でした。
あと、森田くん役の神楽坂さんの後輩っぷりがもう自然で、
可愛くて、ああ、もういる、こういう子いる!って
あの二人の会話に大変萌えました。
なにこのわんこ体質可愛い。

そして、ヒロイン様。
あやちゃん様の百合子さんはあれかな、天使かな?
三つ編みだ!可愛い、わ!もうなんか目の前に居る!!
私はガン見した(ここ大事)
みんながあやちゃん可愛いって言ってた理由がよくわかったけど、
私は、あやちゃんの演じる百合子さんみたいな女の子を
見るのが初めてだったので、凄くそっちが新鮮でしたね!!

三村さんはもう正統派の体育会系女子。
まさにこうだなって言う所を演じられてた萩野さんの
明るくって元気で、活発な感じが凄く素敵でした。
ビジュアルからしても、もう三村さんのイメージが
特に掴みやすかったですね。

現代劇、青春ものとしてはストーリーも王道なもので
聞き手としても非常に聞きやすいものだと感じました。
こんなに各キャラクターの個性や主張がバンバン飛び出して
くるのに、破綻しないストーリーのリズムであったり、
役者さんの自然な表現がまた総じてとても良い空気を
生み出していて甘酸っぱく、繊細で優しいお話が
最後に聞けたな…という充実感がありました。
トリに相応しい作品ですね。


***


すべてのお話が終わったあと、役者の皆さんが前に集まって
こられて、それだけで胸が一杯になって、また、泣きそうに
なってたので必死に気持ちを押さえつけようと思っていたのですが、
やっぱりとても感動して、込み上げてくるものが凄く強くて、
園長さんのお心遣いにもとても心打たれて…
最後は号泣してしまったんですけど(本当すみませんでした;)

公演終わったばかりなのに、役者さん方の大事な時間を
長く長く頂きながら、貴重なお話をさせて頂いたり、お写真まで
ご一緒させて頂いたりと…信じられない程のお心遣いを皆さんに頂き、
とても幸せでした。あやちゃんは、わざわざロゼッタのお衣装に
お着換えまでしてくださって、ああああああ!!本当に本当に
ありがとうありがとう!!

今回、観劇できたことを心より感謝しております。
なんと言葉にしたらいいか、もうお礼の言葉しか出てこなくて
今も凄く困っていますが…この強い思いが少しでも
届きますように!こんなに幸せなことはありません(´;ω;`)

本当にありがとうございました!!!
そして一緒に観劇してくださった、まうちゃん、本当ありがとうね!


亜樹

明烏(2016.07.17)鑑賞致してまいりました。

まず、私は演劇の舞台においては素人なので難しい事は分かりません。
けれど演劇好きな人間ではありますから、オペラやミュージカルは多数見ています。
(歌の仕事でも舞台音楽を主に担当している事から、場所のご縁はあるんですけどね…)
そんな中、初めて朗読劇、リーディングライブと言う世界へお邪魔してきました。

少女蘇生さん主催の「明烏」の14時公演を拝見してきましたので、
少しだけ感想をこちらに書かせて頂きますね。

夢十夜と薮の中の2タイトルで大きく区切られた演目を流れるように拝見しました。
夢十夜は、学生の頃に少しだけ読んだことがありましたが私の記憶に残っていたのは、
第三夜のみだったので(ちゃんと予習していけば良かったなとちょっと後悔)
それを演目で拝聴できたのはとてもいい機会になりました。
目で語るではありませんが、それぞれの役者さんがいい顔をしていたように思います。
役者さんの肌についた演技というか、見せ方がカチっときているのかなと思うような
感じで、物語にとてもあった雰囲気になっていたなと思います。

小豆戒斗ちゃんの可愛げな「あっち」という台詞が耳に残ってまだ離れていない頃、
(この時私は、この子には多分父親がみえてんだろーな…その辺にいるよって
 意味であっちって言ってるのかなとか勝手に想像して寒い…とか思っていた中のこと)
薮の中のストーリーが始まりました。

初めに出てきた4人の中では、木こりと岡っ引の二人が私の中ではとてもうけました。
役柄もあるのだとは思うけど、目の動き方とかリアクションの仕方とかよく考えられてるなって
思いました。読むではなく、もうこの二人は体とか表情が凄く動いていて驚きました。
(朗読劇でこんなに体めっちゃ動かして演技されるとは想像していないかったから)
木こりを演じられてた役者さんは目の動きが特に良くて、表情の変わり方も
とても見ていて面白かった。あとは岡っ引を演じていた織倉俊哉さんがいきなり視界から
消えた時は本当に驚いた。ああ、もうちょっと前に座ってたかったな、あの時どんな顔を
してたんだろうと自分が情景を追いかけられるくらいに集中出来てました、これは楽しかった。

一生懸命集中して聞こうとしていた夢十夜とは違い、薮の中は演目的にも勝手に自分が
引き込まれるような形だったから(多分、物語を情景で想像しようとせずとも、薮の中に
関してはもう役者さんが物凄い世界観を持ってた気がした)何か、凄く全体的に
聞いていて楽しかったですね、私には聞きやすかったです。

みんないろいろ話してるけど、出てくるキャラクターみんなが
情景は合うけど、好き勝手言ってるなって凄い面白かったのですが、
多襄丸と死霊は、正直に言えば別格と思うほどの世界観でした。
出てきた時の温度、表情、笑い方に、崩れ方、どれも格別に良かったです…
何が良かったってうまく言えないけど、ぞっとするほど良かったんです…。

多襄丸の演出は秀逸でした。
持っている台本でさえ、1つの道具として扱っていて、完全に多襄丸だった…と
言えば正しいのか…。演じられてた上条巧さんとは様々な場所でご一緒させては
頂いているけれど、もうその舞台の上に居たのは完全に多襄丸でした、物凄い存在感。
舞台に入ってきた時から若干恐ろしかったんだけど(気迫がものすごかった)
あの空気感は凄かった、見れて良かったなとあれは思いました。
最後の極刑を与えろと言った時の構えは、決まってたなあというよりもあまりに
腹を据えすぎてて恐ろしささえ感じました……。声の張りもいいし、
何よりあの不敵な笑みが良かったなあ…多襄丸という存在の強さはあの強い声の
張りと笑みが私の中では大きかったかなと感じました。

そして最後に出てきた死霊。
呟く情景は手にとるように見えてくる。1つ1つの感情を言葉にのせる力が
あまりに強すぎて、口調は弱いのに、何故だか途方もない怖ささえ感じる。
(この死霊さんと目があったら多分私死ぬだろうなとかはじめ思ったけど目逸らせなかった)
生きてる人間の怒り方のそれとは違う、死んだ人間の怒りと言うのは呪いに近い。
呪詛に近い黒さを持ったかのようなその表現が、表情の変化が怖かったです。
特に間が怖い。言葉が終わり、また次の言葉がはじまるまでにとても短い間、
何か訴えるように向けられる視線が不気味でした...。
なのですが…最後のシーンだけはとても人間くさくて、ちょっと切なかったですね。
この情緒の変化を表現できる木下さんの空気感は素晴しいとこの時強く感じました。
自分の情景を話してる時の死霊は、何故かとても人間くさかった気がして
さっきまでは怖いな…この人なんだよ…って思ってた私が何だかとても可哀想だななんて
思うように気付いたら変わってて、もう何も見えなくなったの落ちで、心がぽつんと
落ちたようなもの哀しい気持ちになりました。

最後の小豆戒斗ちゃんがふうっと息を吹きかけて消える燈篭の灯りの演出は
素敵でしたね。百物語を見ているような気分になりました。とても良かったです。

ちょっと多襄丸と死霊を長く話してしまったけれど、
全体的にとてもまとまりのいい物語の進行だったのではないかと思っています。
薮の中はもう一度見てみたいなと思うくらい、とても私は好きでした。
もう一度、それぞれの話を聞いて、考えたいなと思わせるものだったように思います。

舞台終了後に、主催の少女蘇生の仲野さんをはじめとして当日のスタッフさん、
役者の皆さんとお話をさせて頂く時間も頂戴し、とても感謝しております。
公演後、すぐでしたのでお疲れの所で申し訳ないな…と思いつつも、私なりに拙い形では
ありましたが、皆さんに少しだけでもお伝えしたい事は伝えられたのかなと思うととても
嬉しく思いました。

大変楽しく拝見させて頂きました。この度は本当にお疲れ様でした。


亜樹
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